「SPEC」など、ヒット作・話題作を連発。今年は映画「劇場版SPEC〜天〜」の公開が控える堤幸彦監督がシリーズ3回目となるドキュメンタリードラマ『Kesennuma,Voices,3 東日本大震災復興特別企画~堤幸彦の記録~』をCS・TBS チャンネルで放映。妹夫婦を津波で亡くしたアナウンサー生島ヒロシ氏の長男・生島勇輝と次男・生島翔が出演し、被災した気仙沼の人たちの生の声を聞いていく。堤幸彦監督 コメント気仙沼にはロケでお世話になっていました。そこに大震災が起き、自分にできることは何か?という想いから、この作品を撮影するまでに4回ボランティア活動をやりました。その時は、気仙沼で映像作品を撮るのは無理だろうと思っていました。自分は東京にいて、何をしていいのかわからない状態であり、その距離感を自分の中で把握することができなかったためです。そんな時、震災とは関係なく、テレビ番組のAD時代からお世話になっていた生島さんに息子さんを紹介していただく機会がありました。その後、ふと、このお二人は、立場的に自分と似ているなと思ったんです。気仙沼にルーツを持ちながら、東京で育ち暮らしている。気仙沼との距離感を計りかねている私と、おばさんのことをどう捉えていいのか分からないお二人。その共通する悔しさや限界を主軸にすれば、映像が撮れるかも知れないと思ったんです。そこで2人を主人公にした準架空の物語を縦軸、被災地の現実を伝える〝顔が見える人達の声〟を横軸にしたドキュメンタリードラマにしました。震災で心を痛め、自分はどうしていったらいいのかと悩んでいらっしゃる方はたくさんいると思います。それは主人公の生島兄弟の心情にも一致するわけで、彼ら自身の心の動きを感じ取っていただき、“日本人としてどう向きあっていくべきか”ということを考えていただける小さな、ささやかなきっかけになれば、と思ってます。