金子修介監督は、宇崎竜童音楽監督の『フラメンコ曾根崎心中』をみながら、増村保造映画版に思いを馳せる、、、。「昨日4/6は神保町シアターで『ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃』をやっていたようだが、同じ頃、津川雅彦さんに誘われて、宇崎竜童音楽監督の『フラメンコ曾根崎心中』を、新国立劇場で観ていた。お二人は同映画の主演と首相役。楽日なので会場は総立ちで盛り上がっていた。プロデュース&作詞の阿木燿子さんにも御挨拶したが、『家族ゲーム』の現場以来。『曾根崎心中』と言えば、ATG増村保造監督による、宇崎竜童の新境地を開拓した作品が思い出されるが、それを思い出して観てる人は、ここのお客には少ないようだ……僕が解説すると「ああ、あの若手ね」と仰られて衝撃。中平康でデビューされ、それがヌーベルヴァーグに影響を与え、それに影響されて増村登場、という映画史からすると当然か。三浦祐太朗が歌っていたからもしかして百恵さんも来ていたかも…ワタシ貴女の前でカチンコ叩きました…」