公式サイトhttp://www.jacquestati.net『プレイタイム』 監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、バーバラ・デネック、ジャクリーヌ・ル・コンテ1967年 フランス映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが膨大な時間と製作費をかけて挑んだ野心作で、全編を高画質の70ミリフィルムで撮りあげたフランス映画史上屈指の大作コメディ。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ビル」の近未来的な都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く。公開当時、一部の批評家や映画ファンからは熱烈な支持を得たものの興行的には大失敗し、タチを破産に追い込んだ。タチの没後20年となる2002年にはカンヌ国際映画祭で「新世紀修復版」が上映され、再評価が進んでいる。14年、タチの監督作や出演作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。『パラード』 監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、カール・コスメイヤー1974年 フランス,スウェーデン映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」シリーズのジャック・タチがスウェーデンのテレビ局に招かれて製作し、タチの長編第6作にして遺作となったコメディ。タチ扮するロワイヤル氏一座のサーカス小屋は、今日も家族連れで大賑わい。楽しい手品や曲芸が次々と披露される中、いつしか観客たちも出し物に参加しはじめ、会場全体が一体感に包まれていく。もとはミュージックホール出身の芸人としてキャリアをスタートさせたタチの卓越したパントマイム芸を見ることができる貴重な作品。2014年の「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。『ぼくの伯父さん』 監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、ジャン=ピエール・ゾラ、アドリアンヌ・セルバンティ1958年 フランス,イタリア映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 フランスの喜劇作家ジャック・タチの長編第3作にして彼の代表作となった傑作コメディ。プラスチック工場を経営するアルペル氏を父に持つ少年ジェラールは、あらゆるところが自動化された超近代的な家で暮らしている。しかしジェラールは堅苦しい自宅で過ごすより、母の弟であるユロ伯父さんと遊ぶのが大好きだった。一方、ジェラールの両親は気ままに生きるユロ氏の行く末を心配し、就職やお見合いをさせようとするのだが……。行く先々で騒動ばかり巻き起こすユロ伯父さんの日常を、近代化・効率化への風刺を交えながらユーモラスに描き、カンヌ国際映画祭審査員特別賞、アカデミー外国語映画賞を受賞するなど国際的に高く評価された。14年、タチの監督作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。『トラフィック(1971)』 監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、マリア・キンバリー、マルセル・フラバル1971年 フランス,イタリア映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」シリーズの喜劇作家ジャック・タチによる最後のフィルム作品となった長編第5作。パリの自動車会社で設計技師を務めるユロ氏。アムステルダムで開催されるモーターショーに新型キャンピングカーを届けることになった彼は、広報のアメリカ人女性マリアやトラック運転手らとともに現地を目指す。ところが、パンクや渋滞、交通事故など、様々なトラブルに見舞われ……。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて、コマ落ちしていたフィルム4分を復活させた完全版を上映。『陽気な日曜日』 監督:ジャック・ベール出演:ジャック・タチ1935年 フランス映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」シリーズなどで知られるフランスの喜劇王ジャック・タチが、映画俳優デビュー作「乱暴者を求む」に続いて出演した短編コメディ。文無しの2人組が、パリ近郊にやって来た観光客をカモにひと儲けしようと企む。ツアー客を言葉巧みに誘って自分たちの車に乗せることに成功した2人だったが、ツアー客たちは既に旅行会社に代金を前払いしており、現金をほとんど持っていなかった。その上、途中で車まで故障してしまい、一行は仕方なく歩いて帰ることにするが……。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。『乱暴者を求む』 監督:シャルル・バロワ出演:ジャック・タチ、エレーヌ・プペ、ジャン・クレルバル1934年 フランス映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」など数々の傑作を世に送り出したフランスの喜劇王ジャック・タチが、1934年に初めて映画に出演した短編作品。雇ってくれると約束したはずの劇団から裏切られた俳優志望の男のもとに、ある儲け話が舞い込む。男はよく確認しないまま契約を結んでしまうが、その内容とは、レスリングの無敵チャンピオン、タタール人のグロソフと実際にリング上で戦うというものだった……。タチが脚本・台詞も手がける。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。『家族の味見 』 監督:ソフィー・タチシェフ1976年 フランス映画4月12日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」シリーズなどの傑作コメディを生んだフランスの名監督ジャック・タチの実娘で、タチの超大作「プレイタイム」の編集にも参加したソフィー・タチシェフが監督を務めた短編ドラマ。とある小さな村のパティスリーは、村の男たちでいつも賑わっていた。彼らはそこで、おしゃべりやカードゲームを楽しんだり、隠れた欲求を満たしているのだ。実はこの店には、他にはない特別なレシピがあり……。2014年「ジャック・タチ映画祭」にて日本劇場初公開。配給:日本コロムビア(C)Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.