17分の未公開シーンを追加したデビュー作『のんき大将脱線の巻 完全版』 監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、ギイ・ドゥコンブル、ポール・フランクール1949年 フランス映画4月26日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 フランスの喜劇王ジャック・タチが1949年に発表した長編監督デビュー作。毎年恒例の夏祭りで盛りあがるフランスの小さな村。のんきでお人好しの郵便配達員フランソワは、偶然にもテント小屋で上映されていたアメリカの郵便配達についての記録映画を見る。飛行機を駆使して驚異的な早さで配達する姿に衝撃を受けた彼は、対抗心を燃やして自分もアメリカ式スピード配達を実践しようとするが……。本格的なドタバタ喜劇が評判を呼び、ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞するなどしてタチの名を世界に知らしめた。2014年、タチの監督作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」にて、未公開シーン17分を含む完全版(本編87分)が上映。『郵便配達の学校』監督:ジャック・タチ出演:ジャック・タチ、ポール・ドゥマンジュ1946年 フランス映画4月26日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 「ぼくの伯父さん」シリーズなどの傑作を生んだジャック・タチの監督デビュー作となる短編コメディ。郵便配達の学校で訓練を受けた青年フランソワ。航空便の出発時刻までに郵便を届けなければならない彼は、スピード配達を実行に移すが……。主人公フランソワをタチ自身が演じるほか、タチの妻ミシュリーヌ・ウィンテールもカフェのダンスシーンで出演。タチは1949年の長編初監督作「のんき大将 脱線の巻」でも郵便配達員フランソワが巻き起こす騒動を描いており、本作はその原型ともいえる。2014年「ジャック・タチ映画祭」上映作品。『フォルツァ・バスティア'78 祝祭の島』 監督:ソフィー・タチシェフ、ジャック・タチ出演:2000年 フランス映画4月26日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開 フランスの名監督ジャック・タチが、1978年春にフランスのコルシカ島で開催されたサッカーUEFAカップの決勝戦を捉えた短編ドキュメンタリー。オランダチーム「PSVアイントホーフェン」を倒して初優勝を目指すフランスチーム「SECバスティア」のクラブ会長ジルベール・トリガノから依頼を受けたタチが、コルシカ島とサポーターたちの様子を撮影。タチの死後、実家の物置でラッシュを発見した実娘ソフィー・タチシェフが2000年に再編集して完成させた。日本では、2014年の「ジャック・タチ映画祭」にて劇場初公開。配給:日本コロムビア(C)Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.