スタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」(米林宏昌監督)の完成報告会見が7月2日、都内で行われた。宮崎駿監督と高畑勲監督が一切かかわらない、初めてのジブリ作品。すでに“両巨頭”は本作を鑑賞しているといい、プロデューサーの西村義明氏が「麻呂(米林監督の愛称)はよく頑張った。1+1が5になる男だとわかった」「今後、じじいが去ったジブリのエースともてはやされるはず。祝福したい」と宮崎監督、高畑監督が寄せた絶賛コメントを紹介。米林監督は「本当にうれしい。励みになります」と安どの表情だった。米林監督にとっては「借りぐらしのアリエッティ」以来4年ぶりの作品。「当時は達成感もあったが、時間が経つうち反省点も見えてきた」と2度目のメガホンをとろうと決意した経緯を説明し、「原作は会話劇がメインでアニメ向きではないと思い、一度はお断りした」。それでも「完成した今はホッとしているし、良い映画ができたので、作ってきて良かったと思う」と自信を示した。イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソン氏による同名児童文学を、北海道に舞台を置き換え映画化。札幌から療養のために釧路に暮らす親せきに預けられた少女・杏奈と、海辺に佇む“湿っ地屋敷”に暮らす金髪の少女・マーニーがひと夏を過ごし、ある秘密を分かち合う姿が描かれる。詳細は、下記までチェックイン!映画.comhttp://eiga.com/news/20140702/15/