旦 雄二清水大敬監督から お手紙が届く2014年07月02日(水) 23時清水大敬監督から お手紙が届く。次回作の企画についてのご相談だ。大敬さんはパソコンやメールなど一切しない 超アナログ派なので、ご連絡は いつも、こうした手紙や葉書、お電話で いただく。大敬さんと出会ったのは、彼が日活やピンクに『石部金吉』の芸名で出演するようになるより前の、いわゆる「売れない役者」のころ、それも、黒澤 明監督『影武者』の原 昌胤 役に大抜擢される その はるか以前。『ぴあ』の演劇情報欄で、彼が主宰する『ザ・スラップスティック』という劇団の名前に惹かれ、勘だけでその芝居の見物に飛び込んだときのことだった。自分とおなじように、大阪的なコテコテのベタな笑いへの志向と、その一方で東京的あるいは西洋的な洗練された笑いへの希求の二つが共存している舞台は、べらぼうに面白かった。大敬さん(当時は『清水のぼる』)が自分とおなじ関西人で、しかも、それでいながら、しゃれた喜劇で知られる劇団NLT出身と知り、なるほどと思ったが、それは もっと あとのことである。そのときは、まずは楽屋に駆け込み、ちょうどそのころ準備していたテレビCMへの出演を いきなりお願いしたのだった。その楽屋には、おなじように芝居を終えたばかりの劇団員たち、これも当時は無名だった、でもやはり文句なしに面白かった中村有志さん、そしてキムチ倶楽部(のちに「ダチョウ倶楽部」と改名してからの三人と、脱退して『電撃ネットワーク』を立ち上げた南部虎弾さん、の四人)の面々がいた。いまから思えば たいへんなメンバーが揃っていた。そのように大敬さんとは長いつきあいなので、いまも大敬さんは、新作を準備するたびに企画への意見を求めてくださる。長いキャリアの、物語づくりが達者な人だし、わたしなど たいした意見は言えないのだが、「旦さんに相談したいんです」と いつもおっしゃってくださる。「相談すると安心なんです」と。わたしは いつも答える。「じゃ、相談だけ」清水大敬監督の映画には わたしの名前がクレジットされているが、そのようなわけで、肩書きは、なんと『相談役』となっている。清水大敬 日本映画データベースhttp://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=2FMxQ_JV3iioZ754ihHWhVU0BCgVqWQ5T8QY8iyek8yX8Le19mA.g6FwAIEItPbssN1y2eu3ii4Hkisw_TIl1lblmeP_XZlOWeiwms9.CfVfyC7V9gB2vfNEyOOVU7CQ48J5GaI.w0NdFDKFzbknZgXF.bFkwMHPFGEMY4bOr482joRvOqXkZqG5BYSCgnrzKFjU7Ty49ddQ7M_bp8Qq9cq1UULr/_ylt=A3xT6LijTbhTWmkBHIKDTwx.;_ylu=X3oDMTEyZzcxN2xmBHBvcwM4BHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMDE-/SIG=11t6e3aii/EXP=1404688227/**http%3A//www.jmdb.ne.jp/person/p0216160.htm