深田 晃司6月25日。エディンバラプチレポートです。ここには書いていませんが、実際のところほとんどホテルにひきこもって仕事しています・・・。色々と遅らせている皆様、申し訳ありません・・・。 6月28日から池袋シネマロサで、映画『ほとりの朔子』、東京再上映スタートです。何卒よろしくお願い致します。舞台挨拶あります。 エディンバラ映画祭プチレポート 「こんにちは。監督の深田です。エディンバラは今は朝の5時です。 映画『ほとりの朔子』の、スコットランドはエディンバラ国際映画祭・インターナショナルコンペティション部門での上映が、昨日無事幕を開けました。 エディンバラでは珍しい晴天にも恵まれ、どこからかバグバイプの音色が響く旧市街の街角に溶け込むように、映画祭上映会場のシネコンODEONはありました。レトロな外観と裏腹に近代的な内装の劇場は、おかげさまでほぼ満席の熱気に包まれていました。 上映後の質疑応答では多くの質問を頂きました。どこでもそうですが、各国で行なうこの質疑応答の時間は、私にとっては自分の映画について再考を促される貴重な時間です。 今回は、青春映画というジャンルについて考え、なぜスタンダードサイズにしたのかについて考え、また自分が何に影響を受けてきたのかについて考え直しました。同時にエディンバラ市民の皆さんからの感想も多く聞く事ができて、特に二階堂ふみさん、鶴田真由さん、太賀さん、古舘寛治さんら出演陣への、惜しみない賞賛の声を聞く事ができたのは、感無量でした。 上映は26日夜にも行なわれますが、私は週末の池袋シネマロサでの東京再上映に立ち会うため、明日にはエディンバラを発つことになります。しかし、短い滞在ながらいわゆるビジネスミーティング?も活発に交わすことができて、もしかしたら『朔子』はイギリスでも、新たな展開を見せられるかもしれない、そんな予感に満ちた一夜となりました。