この作品はスタジオジブリにとっての新しい挑戦──。 2014年7月2日に行われた『思い出のマーニー』の完成披露会見で、ジブリ新時代の幕開けをそう宣言したのは、本作の西村義明プロデューサーだ。 ジブリは宮崎駿監督と高畑勲監督の2枚看板で、古くは『風の谷のナウシカ』(1984年)、『となりのトトロ』(1988年)、『火垂るの墓』(1988年)といった秀作を世に送り出してきた。さらに1997年の『もののけ姫』(193億円)以降は、『千と千尋の神隠し』(2001年/304億円)、『ハウルの動く城』(2004年/196億円)、『崖の上のポニョ』(2008年/155億円)と、日本映画の歴史に名を残す大ヒット作を次々と生み出すスタジオとなっている。 そのジブリに変化が起こったのが2013年のこと。宮崎駿監督の5年ぶりの長編『風立ちぬ』と、高畑勲監督の14年ぶりの新作『かぐや姫の物語』という、両巨匠の新作アニメ映画が同年に公開され話題を集めたが、『風立ちぬ』公開後、宮崎監督が長編アニメ映画からの引退を発表したのだ。 冒頭の西村プロデューサーの言葉は、こうした背景があって出てきた言葉だ。そう、この『思い出のマーニー』は、映画のどこを探しても両巨匠の名前が出てこない(=両巨匠が関わっていない)初めてのジブリ長編映画なのだ。詳細は下記までチェックイン![日経トレンディ』http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140717/1059162/?n_cid=nbptrn_top_2dan&rt=nocnt