「イングマール・ベルイマン3大傑作選」が、更なる3本の傑作とともに帰ってきた! 映画監督ベルイマンの、まさに黄金期と呼べる油の乗りきった時期の代表作が、デジタルリマスターで鮮やかに甦る!!『夏の遊び』1951年/90分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:マイ・ブリット・ニルソン、ビルイェル・マルムステーン/脚本:イングマール・ベルイマン、ヘルヴェット・グレヴェーニウス/撮影:グンナール・フィッシェルゴダールが、最も美しい映画と絶賛した初期の傑作。ベルイマンが学生時代に書いた小説「マリー」を自身で脚色、あるプリマ・バレリーナの過去の苦い恋を描く。後の『野いちご』を想わせるフラッシュバックを使用。初めてすべてを自分のものとして作ることが出来たという、ベルイマンお気に入りの作品である。『夏の夜は三たび微笑む』1955年/104分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:グンナール・ビョルンストランド、ウーラ・ヤコブソン/撮影:グンナール・フィッシェル舞台は20世紀初頭。北欧の白夜の中で展開される軽妙なタッチのコスチューム・プレイ。ベルイマンには珍しいエロティックな喜劇だが、緻密な構成、見事な構図、充実した俳優の演技など、その完成度は高く評価され、ベルイマンが世界に出ていくさきがけとなった。『第七の封印』1956年/97分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:マックス・フォン・シドー、グンナール・ビョルンストランド/撮影:グンナール・フィッシェルベルイマンの熱狂的ファンであるウディ・アレンは「最も好きで、最も影響を受けた映画」と語る。舞台はペストが蔓延し世界の終末に怯える中世ヨーロッパ。十字軍遠征からの帰途についた騎士が、死神に自らの命を賭けたチェスの勝負を挑む。ベルイマンの名を一躍世界に広めた、人生の意味を探る哲学的寓話。『野いちご』1957年/91分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:ヴィクトル・シェーストレム、イングリッド・チューリン/撮影:グンナール・フィッシェルタルコフスキーがオールタイム・ベストとして挙げた名作。人間の老いや死、家族などをテーマに、車で旅する老医師の一日が夢や追想を織り交ぜながら語られる。青春時代の失恋を野いちごに託した叙情的な一編。女性を描く名手ベルイマンのミューズ、ビビ・アンデショーンとイングリット・チューリンが艶やかに競演。『処女の泉』1959年/89分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ヴァルベルイ/脚本:ウッラ・イーサクソン/撮影:スヴェン・ニクヴィスト数々の国際的な賞に輝くベルイマンの代表作。可憐な少女を襲う悲劇と父親の痛烈な復讐を、名カメラマンニクヴィストによる北欧の清らかな光と影のコントラストを活かした撮影で描く。黒澤明を敬愛するベルイマンが『羅生門』に深い感銘を受け、その強い影響で誕生した映画として知られ日本で愛され続ける名品。『冬の光』1963年/82分/スウェーデン/モノクロ/スタンダード/デジタル/モノラル出演:グンナール・ビョルンストランド、マックス・フォン・シドー/撮影:スヴェン・ニクヴィスト『鏡の中にある如く』『沈黙』とともに“神の沈黙”三部作。主人公の牧師の苦悩を通して、「神の不在」を描き出す。信者の男が終末への恐怖から自殺するが、牧師はただ祈ることしかできない。神は何故沈黙したままなのか? これを最高傑作とする声も多い、自伝的要素が色濃く反映したベルイマン入魂の作品。イングマール・ベルイマン(1918-2007)スウェーデン・ウプサラ生まれ。1946年『危機』で映画監督デビュー。1952年『不良少女モニカ』がヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに激賞され、1955年『夏の夜は三たび微笑む』がカンヌ国際映画祭詩的ユーモア賞を受賞。続く『第七の封印』(56)、『野いちご』(57)、『処女の泉』(59)が各国の映画賞を受賞し、世界的名声を確立した。他の代表作に『仮面/ペルソナ』(66)、『叫びとささやき』(73)、『ファニーとアレクサンデル』(82)等。映画監督と同時に演劇人としても名を馳せ、2007年フォール島の自宅にて89歳で死去。