共産主義体制のポーランドを出てヨーロッパ各国で映画を撮り続けてきたパベウ・パブリコフスキ監督が、初めて母国で撮影した映画『イーダ』が2014年8月2日(土)より公開される。1962年のポーランド。戦争孤児として修道院で育てられた18歳の見習い尼僧アンナは、修道女になる前に唯一の肉親である叔母に会いに行くことをすすめられる。はじめて会った叔母ヴァンダは、アンナの両親はすでに亡くなっており、ユダヤ人であること、そしてアンナの本当の名前は"イーダ"であることを告げ、今まで会わなかった理由を「お互いにとって幸せじゃないから」と言い放つ。叔母ヴァンダの職業は検察官。スターリンの時代に、ポーランド人によるユダヤ人殺害事件を裁く立場にあった彼女は、スターリン死後「雪解けの時代」にあった62年ポーランドにおいて、生きる指針を失い生活は荒れていた。そんな折、目の前に彼女にとっての"過去"が現れる。少女が旅に出て大人の階段をのぼる。親、肉親という存在を知らず修道院の中で育ったイーダは、叔母ヴァンダをとおして自由の快楽、現実の絶望におそらく初めて出会う。美しい光と影のコントラストを強調したモノクロの画は、少女の美しさを強調している。白い肌とベールのひだ、節目がちな目の瞬き、とくにベールをとり髪をほどくシーンは印象的であった。webDICEでは、ポーランドでカトリック教徒の母、ユダヤ教の父の元に産まれるも、父親はユダヤ教であることを人に一切話さなかったというパヴェウ・パヴリコフスキ監督のインタビューを掲載する。詳細は下記までチェックイン![webdice]http://www.webdice.jp/dice/detail/4309/