夏の風物詩のひとつといえば、やはり怪談やホラーだろう。だが、ホラー映画の劇場上映はよく見かける一方、地上波テレビでのホラー映画放送は、ほとんど目にしなくなってしまった。そもそも、映画放送の枠自体が少なくなっていることもあるが、ここまでホラー映画をやらなくなったのは、なぜなのだろうか。関係者に聞いてみた。 まず、過去にどのようなホラー映画がテレビ放送されていたかというと、日曜洋画劇場(テレビ朝日系列)で『13日の金曜日』、金曜ロードショー(日本テレビ系列)で『バタリアン』、ゴールデン洋画劇場(フジテレビ系列)で『エルム街の悪夢』、木曜洋画劇場(テレビ東京系列)で『サスペリア』『ゾンビ』など軒並みテレビ放送されたのを筆頭に、『チャイルド・プレイ』『遊星からの物体X』『死霊のはらわた』『サンゲリア』など、怖すぎるホラーが並ぶ。今でこそ、よく地上波放送できたものだと思うが、80年代~90年代はホラー映画のテレビ放送が自然だった。クランクイン! iflamehttp://www.crank-in.net/movie/column/31960