お盆休みは、貴方の選択は「トランスフォーマー」?「ドラ泣き」? それとも...「ジプシーフラメンコ」!?

夏休みの映画も出揃った感はありますが、その真打ちとしてハリウッドからは『トランスフォーマー　ロストエイジ』が始まりました。そして、日本の代表は『STAND BAY ME ドラえもん』。
前者はご存知のとおりシリーズ第4作目で今年の全世界の大ヒット作品です。後者も、アメリカ進出をはたすドラえもんが映画では初の3DCGでのお目見え。
今年の夏休みの代表的な作品として、競います。

今週公開されたこの2本の話題作以外では、シネフィルアジアがイチオシ要チェック作品が『ジプシーフラメンコ』です。
伝説のフラメンコ・ダンサー、カルメン・アマジャ生誕100年を記念した、このドキュメンタリー作品。固い絆で結ばれたバルセロナのジプシー･コミュニティーの中で、フラメンコがどのように次世代にどう受け継がれていくのかを鮮やかに映し出し、アマジャの血を引く母と娘による息をのむステップ、ダンサー志望の少年のパッションみなぎる踊り、フラメンコ・ギターと魂を揺さぶる歌声…まさに「魔力」を持った作品となっています。
もう一作品、お勧めしたいのが『めぐり逢わせのお弁当』。
カンヌ映画祭で観客賞を授賞後、インド映画にしてヨーロッパでも異例の大ヒット。
600万分の一の確率での誤配送から生まれた男女の繊細な物語。
インド映画の新しい歴史を作った作品とも言えるでしょう…。

ドキュメンタリー作品では、今年大ヒットした、『アクト・オブ・キリング』がオリジナル全長版として、今週から公開されました。
また、日本からは昨年、不慮の事故で他界したロックギタリスト山口富士夫を追いかけた『山口冨士夫　皆殺しのバラード』。

その他、公開作品としては、シルベスター・スタローンが製作・脚本を務め、ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコによる『バトルフロント』。韓国の実際にあった事件を基にした衝撃作『ソウォン　願い』。アニメからは、原作者小山宙哉が脚本を書き下ろした『宇宙兄弟＃0』。インドのマイケル・ジャクソンと言われるNTRジュニアが、主演の『バードシャー　テルグの皇帝』。韓国版「チャーリーズ・エンジェル」ともいえる痛快ガールズアクション『朝鮮美女三銃士』。などが挙げられます。

邦画では、『くらげとあの娘』『劇場版レイプゾンビ LUST OF THE DEAD 新たなる絶望』『チェイン CHAIN』『いっツー THE MOVIE2』など。
また今週のライブビューイングは『パリ・オペラ座へようこそ　ライブビューイング　シーズン2 2013～2014 第6作　フィガロの結婚（オペラ）』です。

お盆休みは、どの映画を選びましょうか？
いつものように、シネフィルアジアメンバーは「＃予告」で予告編再確認して下さいね…。