【Hong Kong Never Die】トニー・スコットやマイケル・マンと同じように、日本のある権威映画評論家に取り上げられてからジョニー・トーという名前がやっと日本のシネフィルたちに作家として認められ、そして放心に褒められた。香港が中国に返還された直後作られた「「ヒーロー・ネバー・ダイ」という映画をリアルタイムで見た日本人が何人か居る分からないが、当時香港の劇場で公開されてからすぐ海賊版ビデオとして日本の中国系レンタルビデオ屋に流れてきて、それを見た自分は本当に驚いた。小さい頃からずっと彼のテレビドラマと映画を見続けた自分はこの突然異変が起きた作品に凄い興奮を覚えてすぐこれは彼の最高傑作と断言した。しかしこの断言はすぐ創造力がますます旺盛になっていく、未だにちっとも衰えていないジョニー・トーに見事にひっくり返された。それでも「ヒーロー・ネバー・ダイ」はその後「ザ・ミッション 非情の掟」など次々と新しい傑作群を作ったジョニー・トーにとってターニングポイント的な作品に間違いないはずだ。今まで娯楽映画の職人監督が作家という風格と美学を持ち始まったという驚きだけじゃなくて、この古き良き香港が消えつつある情緒が溢れた作品には彼の映画的な野心とテーマがフレームの隅から隅まで溢れている。「ヒーロー・ネバー・ダイ」のヒーローは言うまでもなく香港そのものだ。このテーマは実はその後ジョニー・トー全ての作品にも貫かれた。だから、この傘革命の時期に、もし香港映画を見ようとしたら、まずジョニー・トーの「ヒーロー・ネバー・ダイ」からお勧めしたい。これは本当にとんてもない傑作だ。日本の「上を向いて歩こう」という曲が映画のテーマソングとしていろいろなアクションシーンに使われたもとても印象的だ。それを聞くだけ興奮しない日本人が居ないだろう。