モンマルトルのカフェで書いています。日暮れまであと2時間。ホテルの表を撮る夜間撮影です。凄い数の観光客です。カフェの席が空くと、あっという間にお客さんが座っていきます。映画ではモンパルナスですが、いいところがなくて、モンマルトルの普通の建物をホテルに見たてて、美術スタッフが明かりの入るホテルの看板を設置しています。中は帰国してからの、角川大映でのセット撮影です。フランスの美術スタッフの仕事は、ロケ加工でも、飾りでも、ほとんどが当日作業です。日本では考えられないことですが、決められたファーストカット予定時間というものには見事に間に合わせてきます。短い労働時間だからこそ、合理的に仕事が分担されています。いいのか悪いのか、これは労働の考え方、というよりは文化の基本にあることで、映画の文体もそこに根ざしていると思えば、日本映画とはけっして一緒にはならないなあと、つくづく思います。詳細は下記よりチェックイン![小栗康平オフィシャルサイト] http://oguri.info/notes/