楽園のそのままの美しいマングローブの村の住む家族。川のせせらぎしか聞こえないうっそうとした山中に切り裂く突然の爆音。米軍のヘリコプターだ。静寂が一瞬で破壊されることへの単純な怒り。この数秒のシーンで基地問題の深刻さを垣間みれる。2011年度公開の『スリー☆ポイント』沖縄篇はドキュメンタリーで、力強いメッセージを感じざるを得ないが、当の山本政志監督は「そこまで深く考えて撮ったわけじゃなかった」と言う。12月13日より新宿K’sCINEMA にてアンコール上映が行なわれる最新作『水の声を聞く』でも、済州島四・三事件(さいしゅうとうよんさんじけん 韓国政府軍・警察により島民の5人に1人にあたる6万人が虐殺されたとする事件)を取り上げ、実際のニュース写真を導入、“不都合な真実”を織り込んだ。大根仁監督作品『恋の渦』でプロデューサーとして得た収益を全て投入し製作した本作品は、広告代理店の男が運営を仕切り、ネットを駆使したマーケティングで信者を集めるフェイク宗教団体『真教・神の水』をめぐるストーリー。「いったい何が「本物」で、何が「偽物」なのか?」というテーマそのままに山本政志監督に「嘘とリアルの狭間」を語ってもらった。[取材・文=植山英美]詳細は下記よりチェックイン![neoneo web]http://webneo.org/archives/28100