米林宏昌監督作品のこと 『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌が監督。 ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を原作に、北海道に引っ越してきた杏奈と、マーニーという、不思議な少女の出会いを描いた作品だ。 『思い出のマーニー』の米林宏昌監督の作品は、これまでのジブリ作品の中心を成してきた、宮崎駿、高畑勲監督らの路線とは、まったく異なるアプローチの仕方ながら、繊細で、みずみずしさにあふれた、傑作だと思う。 主人公の少女たちの、ひたむきさ、傷つきやすく、生きづらい様子は、普遍的な部分がもちろんありながらも、より現代の少女たちが写し取られているように思える。http://cinefil.tokyo/_ct/16798294