「新世紀映画論」(第1回) 林海象 映画の誕生が何時であるかとするには諸説があるが、私はアメリカのエジソンがキネトスコープを発表し、同時にフランスのリュミエールがシネマグラフを発表した1893年を、映画誕生の年と考えている。 今からたった122年前のことである。そこで私は自作「彌勒 MIROKU」(2013年作品)のバンフレットの中にこう書いた。映画は誕生してから130年が過ぎました。映画1世紀は終わり、映画の新世紀が始まろうとしています。 映画は死にません。 映画はまさに今も誕生しようとしているのです。http://cinefil.tokyo/_ct/16819218